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この春 少女から、、。
第8章 卒業式
ぼんやり 朦朧としながら
家にたどり着いた。

「お帰りー、お風呂わいてるよー」
いつもの 母の声。

何も話す気力も ない。
とにかくお風呂に入る。

何分も何分も 何度も何度も 身体を洗う。
ゴシゴシと 全ての 汚い記憶を 消すように。

湯船に浸かって やっと 落ち着き、、
安心したら
また 涙が出る。。

大丈夫 大丈夫、
何も
されてない。。
すぐに 忘れる よ。
そう、何もされてないんだから。

もう 絶対 一人で暗い場所には
二度と 行かない!!

疲れ果てて ベッドの布団に潜り込む、
身体が くたくたに 重い。

携帯を見ると 何通ものLINE。

純一から、だ。

そうだ、あの帰り道の 会話のままになっていた。
「じゃあ、ゆっくり休んで、
また 元気になったら デートしよね。」

その後 数枚の写真が 貼られてる。

今日の卒業式あとの 写真、、。
恥ずかしそうに 楽しそうに 二人で頬くっつけた写真。

抱きあって ピースしてる 写真、
お姫様だっこで 満面の笑みの純一、、、。

また
涙が、、、

ポロポロ こぼれた、、、。

純一、、、、。


たくさん 寝て
今夜の事は 忘れ よう、、、。。
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