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第18章 代償

人は 予測出来ない出来事に対して 驚いたり歓喜したり、
泣いたり 考えたり 悩んだり、する。
何とか 対応しようと 心身が頑張る。

でも 全くキャパ以上それ以上の 出来事に対しては まるで他人事のように思えたり 以外に冷静になれたりする。
直ぐには受け入れられないし、 受け入れたら 壊れてしまう、
心身に その準備期間が必要だったりする。
その為の いわば 逃げの期間。
ぼんやり ある意味客観的に なる。

綾子は 自分の手帳を開いた。
携帯検索で 妊娠について調べた。

生理は小学五年の秋に始まり 中学に入る頃から ほぼ予定通りだった。
排卵日は おおよそその月の生理が始まった日から二週間後、と書いてある。
前の生理は四月二十日、、って事は 基本のデータからいくと、、
えっ？レイプされた日、、はもう少し後、、
って事は、、純一の 可能性も？
どうして？ 純一は 外で毎回射精したはず、、。

排卵日から二〜三日前後が最も妊娠確立が高く、
排卵日予定から一週間前後でも充分妊娠する可能性はある と書いてある。
もし そうなら、、
院長の 可能性も ゼロでは ない！！

何時間も 何度も 調べて調べた。
妊娠の可能性は充分、、ある。
純一が 最強で 次は院長、レイプかもしれない、
分から、、ない、。