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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第33章 最後の雪~天国のあなたへ、今~
あれから気が遠くなるような日々が 私の上に雪のように降り積もった
  今でも 雪の舞い踊る夜は 私はあなたを思い出さずにはいられない
  側にいながら何も気づいてあげられなかった不甲斐ない友でしかなかった私を
  どうか 許して
  
今年は雪が珍しくたくさん降った
  友よ 私の中のあなたは二十歳の頃のまま
  今でも眩しい笑顔で私に微笑みかけている
  あなたをずっと忘れないと言っておれたお父さんも去年亡くなられたと聞いた
 
これからも雪が舞う度 私はあなたを思い出すだろう
  あなたと一緒に眺めたあの年、最後の雪を- 
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