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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第41章 清濁合わせ飲むのも時には必要~時代劇 鬼平犯科帳より~
すずさんは、うさぎまんじゅうに似ているからと教えてくれたけど、

 今回の話には、そのワケもちゃんと出てきました。

 一個一文のうさぎまんじゅうは甘くもなく辛くもなく、ほどよいが、

 幾つ食べても腹にたまらない、つまり、食べても食べなくても良いような安菓子

 それが当時の江戸庶民の見識だったそうですが、

 忠吾も毒にもならず、かといって役に立つわけでもなく、

 いてもいなくても、どうでも良い人間という意味で、うさぎまんじゅうとかけて

 そう呼ばれているのだとか。

 このとき、忠吾の馴染みの女おまつを演じているのは杉田かおるさん。

 信じられないほど、お若くておきれいです。

 これは、かなり前のものでしょうね。

 さて、後半の妙技の壇右衛門は、平蔵のために生命を賭して

 お役目を果たし、殉職した密偵、高萩の捨五郎の話です。

 平蔵は過去に盗賊だった捨五郎を心から思いやり、

 自分のために生命がけで働いてくれる捨五郎を最後まで守ろうとしました。

 前半の忠吾の話と異なり、後半は平蔵と密偵の心の通い合いと

 捨五郎の壮絶な最期に涙止まらない結末でした。

 平蔵は部下を大切にする。同心たちだけでなく、密偵

 に対しても、その心遣いは変わらない。

 そういう人を身分や立場で差別しないところが、平蔵の人間的な魅力なんだろうな

 と思いました。
 


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