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第77章 吉原で生きる女の気概が切ない～おいらんの生き方・愛し方～

時に鷹尾は本来の凛々しい男姿に戻り、椿と束の間の逢瀬を持ちます。

　二人の心が次第に近付いていく過程にはドキドキします。

　自分は遊女の身ゆえ、これ以上近付いてはいけないと思いつつも、

　鷹尾こと真に惹かれてゆく心も切ない。

　また、ここで初めて時代設定が判りました。

　幕末ですね。黒船が来たとか世相について初めて触れられていました。

　また、どうやら真こと鷹尾が公儀の隠密らしいということもこの巻で判ります。

　そして、いよいよ椿の打ち出し、つまり初めて遊女として客をとる日が

　決まりそうになり－。

　椿をひそかに愛している鷹尾は気が気ではありません。

　いずれ遊女になるひとに、女としての気持ちを教えてはならねえ

　真の気持ちが切ないです。

　ですが、読者としては是非、最後は二人で纏まって貰いたい！

　なかなかに読み応えのあるマンガ、

　時代物がお好きな人も、また、そうでない人にもお勧めです。

　画像をいつものようにお借りするのに、ブクログに行ったら－。

　皆様、なかなか厳しいですね。

　この四巻辺りから五巻にかけて、読者評価が急激に下がってる

　私はおもしろいと思うけどな。

　マンガでも時代ものだから、時代物とか歴史に詳しい人が読んでるみたいなので、

　そういう人は歴史とかは作者以上に詳しいから、

　そこを突っ込むんだ－。

　エンターテイメントだから、良いと思うんですけどね。

　そこまで細かいことを言わなくても。

　日本はその辺り、まだまだ時代考証とかをきっちりしてるからかな。

　韓国の歴史ドラマなんか、その点はあまりにも緩すぎて、

　そういうのを私は見慣れてしまったのかなー。