この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第107章 花一輪、女の一生

何故なのだろう 
私は椿を見ると、女性を連想してしまう
その色や形である年代の
どういう風な女性かをイメージして
花の姿に重ねる
私の好きな紅入り白椿は
さしずめ少女から大人になりかけている
微妙な年頃だろうか
潔癖さを示す純白にほんの少し
傍で見なければ判らないほど僅かに
紅が散ったその色は
天真爛漫な女の子が
少しずつ大人への階段を上ってゆく姿に
似ている
いつもは無垢なのに
時々ハッとするほどの妖艶さが
その仕草や表情に混じる

真冬の凍てつく庭に佇みながら
私はしばし椿たちを眺める
それぞれの色をうつろいゆく女の一生の瞬間瞬間に重ねながら
/713ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ