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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第15章 ヒーローも板挟みには悩まされる!?
こんにちは。

 昨夜は鬼平犯科帳を見ました。

 今日は久々にドラマについての感想などを。

 昨夜は麻生一本松というタイトルでした。

  木村忠吾という若い同心が平蔵の手下にいます。

 平蔵が息子のように目をかけている同心です。腕もそれなりに立つのですが、

 いささか女には弱いところが玉にキズ。

 さて、火付け盗賊改め方というのは、なにも大事件が発生したときだけが

 仕事というわけではありません。

 病気と同じように、犯罪もまた起こる前に未然の防ぐごとができれば、

 無用の死人やけが人を出さずに済みます。

 ということで、平蔵の手下の同心たちも日々、犯罪の萌芽を

 見つけるべく市中見回りをしています。

 忠吾は新しい見回り区域になって二ヶ月、場所は麻布界隈。

 ここは今までと違い、酒場や妓楼などの遊女のいる見世もなく、

 何とも味気ない日々。

 嫌気がさしていたのですが、ある日、寺の石段で鬱憤晴らしに蹴った小石が

 浪人風の強面の男に当たり、忠吾は謝りもせずに逆に相手に更なる一撃を

 食らわしてしまった。

 それを見ていた浪人の知り合いの若い娘が一計を案ずる。

 忠吾に何食わぬ顔で近づき、

 お侍様、あの浪人にはしつこく言い寄られて困っていたのです。

 浪人をこらしめて下さったお礼に今度、お酒でもご馳走させください。

 美人には目のない忠吾は一つ返事で約束した。

 しかし、その娘、実は流行らない小さな道場をやっている市口という浪人

 をひそかに恋い慕っていました。

 つまり、女は浪人の意趣返しをするために、わざと忠吾に近付いた

 だけで、騙されたのは忠吾の方だった。

 そうとも知らない忠吾は浮かれて、その日を楽しみにしていたのですが、

 前日、平蔵と見回りに出たときにくせ者に斬りかかられて、大怪我

 をして行こうにも行けなくなりました。

 
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