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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第123章 雪の銀狐~冬の夜話~
今は昔 
ある山奥に狐の親子が住んでおりました
山は冬には深い雪に包まれます
その年 また冬がめぐってきました
初雪が数日降り続いて止んだある朝
お母さん狐と子ども狐は二匹そろって住処の外に出てみました
真っ白な絨毯をどこまでも敷いたような風景がひろがっています
子狐は初めて迎える冬でした
おっかなびっくり小さな前足を踏み出した子狐を
お母さん狐は微笑んで見守っています
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