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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第127章 春を待つ~冬来たりなば春遠からじ~
花はひらき
咲いては散り
季(とき)が巡りくれば
またひらく
打ち寄せては返す白い波がしらのように
太古から脈々と営まれてきた生命の営みがそこにある
自然は何と強いのだろう
人は何と脆いのだろう
けれど
本当にそうなのか
私たち人間も大昔から動植物と生きてきた
私たちの先祖は
苛酷な天変地異の環境変化にも耐え抜き
種を残し続けてきたはずだ
人とは本来強いもの
ならば
自らの生き方に誇りを持つように
あの空を見上げて咲いている白木蓮と同じ強さを
私もどこかに秘めているのかもしれない
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