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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第144章 蜘蛛
結局 蜘蛛を救うことはできず
我が身の無力さに打ちひしがれる
蜘蛛は炊きたてのご飯のあまりの熱さに
一瞬で熱死してしまったのだ
それにしても いつ どこから紛れこんだのか
恐らく私が気づかないだけで
彼は炊飯器の蓋の上をそろそろと這っていたのに違いない

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