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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第194章 雑草のごとく~あるがままに~
 だからこそ、回復してからは、以前とは大きく考え方・物の見方も変わった。以前の自分は心のどこかで〝認めて貰う〟ことを目的に小説を書いていたように思う。しかし、今は認めて貰うのではなく、〝人生を楽しみ、生きていることに感謝する〟ために、小説を書いているような気がする。
 とはいえ、健康を取り戻せば自ずとまた欲も出てくる。欲が出れば、そこに新たに葛藤も生まれる。人間というのは、つくづく煩悩多き生きものである。誠に貪欲で罪深い。
 欲を持つと苦しくなる。ささやかなことに感謝するという大切なことを忘れ果て、身近にある小さな幸せを見逃し、遠くにある光り輝く石に心を奪われがちになってしまう。
 そんな時、ふと出会ったのが、この不思議な世界観を持つ便箋であり、〝花言葉〟であった。都会の雑踏の片隅でひっそりと息づく小さな生命ー雑草の姿は、まさに〝あるがまま〟だ。自分を誇大にひけらかすこともなく、ただ無心に、己れに与えられた場所で咲いている。その佇まいとクリエイターの名付けた〝あるがままに〟という花言葉は、これ以上ないほどに見事にマッチしている。
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