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妄想の神さまっ♪
第2章 そして痴漢された
電車に乗った東桃山駅から、高校がある北桃山駅までは、1駅10分の距離だ。

いま私は、満員電車に揺られている。
背が低い私は、つり革に掴まるのも大変なので、ドアに貼り付くように立っている。

住宅街の風景が窓の外を流れる。

私の背後には、たくさんの人が立っている。

みんな私より背が高いんだろう。
頭の上から呼吸音がする。
オッサン臭い。


さわっ・・・

何かがお尻に触れた。

手?
まさか痴漢?


ノーパンの日に痴漢されたら最悪だ。
そういう設定でオナニーしたけど、それは単なる妄想だ。
リアルで痴漢なんて、怖くって恥ずかしくって気持ち悪くって、絶対に嫌だ。
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