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第14章 最終話

一方･･･オッサンのことはとても気がかりだ。

南桃山駅拳銃乱射事件のときに、電車の中でやったオナニー･･･

あのときのことをよく思い出してみると･･･
私は妄想の中で、多くの人に見られながら冴木さんとセックスをしてた。

リアルではそんな変態的なセックスはやってない。

つまり、あの時の妄想は実現していない。

妄想が実現してないってことは、オッサンは消滅したんだと思う。

悲しい。


冴木さんと私は遠距離恋愛だ。
それに冴木さんは刑事だから忙しい。

だから私のオナニーの回数は多い。

でも、もう妄想は再現されない。

オッサンはいないのだ。