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第1章 Merry X'mas ～ 俺様Drに聖なる夜を

「な、何か可笑しいですか!?」

「…いや、ただ…。去年のプレゼントはネクタイだっただろう？」

「──…え？あ、はい」

確かに柚子は、一年前のクリスマスに匠にネクタイを贈った。


「また首に巻くものを贈ってくるから、首輪のつもりかと思ってな…」


「首輪って…っ」


「…俺を誰にも渡さない。独占欲の表れか？」


「そんなんじゃ…ないです//」


ネックレスを付け終わり、柚子は恥ずかしくなって匠から離れようとする。


だが…


ｸﾞｲｯ ──


「……っ」

「俺からもある」


匠は彼女の手を捕らえると、そこに鞄から出したプレゼントをのせた。