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思い出のアルバム
第16章 過ち


「気持ち良かったか?」


色々な意味で放心している私に

ツマラナイ質問を投げかけてくる……。



修ちゃんとした時には


終わって満たされた感が溢れてるのに


心がポッカリ穴が空いた気分……


でも


身体は満足そうに火照っている……







「シカトすんなよ。寂しい思いしてるんだろ?
テニスはもう見てやれないけどさ……セックスの相手ならいつでもするよ……」


コイツは何を言ってるんだろう……

次なんて絶対無いのに…



「……そんな事は…もう」


「するね……」


“する事ないです”とハッキリ言う前に、断言される…



「女だって性欲はあるんだよ。快楽を味わったら味わった分だけ欲しくなる…。彼氏との関係が満たされてないなら尚更。まさか相沢がなぁ……こんな身体してたとは思わなかったよ……」


タバコに火をつけ一服しながら言う。


「まぁ、いいけどさ。俺、今彼女居るわけじゃないから、ヤりたくなったら気にせず言えよ」



何でこんなアッサリ言えるんだろう…

好きな人とするから……

満たされるんでしょ?



無いよ……もう二度と。



修ちゃん以外とヤるなんて……。


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