この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この出会いは…
第5章 告白
月曜日。
今日からまた仕事だ…。
あの後、土日は無限ループから抜け出せず、グダグダと過ごした。
琴莉からの連絡が何もなかった事もなんとなく気になっていたが、それでも、今日は午前中は何かと忙しく、一息ついた頃には12時を過ぎていた。

今日はお弁当を持ってきていたので、サッと済ませてしまおうと、社食ではなく、隣の休憩室のテーブルスペースに来ていた。
窓側に配置されたカウンター席に座り、『いただきます』と呟いてから、味わうわけでもなく、どんどん口に詰め込んだ。
勢い良く詰めすぎて、今度は思いっきり噎せた。
胸を叩きながら、咳き込んでいたら、後ろでクスクス笑う声が聞こえた。

「そんなに急いで、どうしたの?」

この声は…
振り返った先には、やっぱり一ノ瀬さんが立っていた。
ゴホゴホ咳き込む私を笑いながら、隣に座った。

「大丈夫?仕事、今忙しいの?」

まだ咳き込んでいる私の背中をトントン叩きながら、話し掛けてきた。
ビクッとしながら、水筒のお茶を飲み息を整える。

「忙しく、は…ないんです。私の…じ、自業自得というか…」

「え?」

「今日は…午前中、かっ、考え事をしてしまって、仕事にしゅ、集中出来てなかった…んだと思います…」

「はは、正直だね。考え事?」

「はい…いろいろと…」

無限ループの原因には少なからず一ノ瀬さんが関係してますとは、もちろん言えず。
心臓がドクドクと気持ち悪い。
静まって…!

「あっ、あの。琴莉は今日、元気そうにしてましたか?」

とりあえず、琴莉の様子を聞いてみた。

「あぁ、朝見かけたけど、いつも通りみたいだったよ。滝本とも、相変わらずいいコンビだったよ。」
/459ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ