この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第9章 犯す女
 
 体中の力が抜けて、二人は重なり合ったまま荒い息を漏らす。余韻の残る体は熱く、離れがたい心地良さだった。

「……孫、六?」

 すると、ようやく香の効き目が消えたのか、大海がまともな言葉を発する。孫六は名残惜しみながら自身を引き抜くと、大海に着物を渡した。

「あたし……え? ちょっと待って……これ、夢?」

「夢じゃない。先に言っておくが、死んで浄土に行った訳でもない。現実だ」

 愛液と精液にまみれ、裸になった自分と孫六。記憶を辿れば、ぼんやりだが大海は自分の所業を思い出した。その途端、上気していた顔は青ざめる。孫六が言葉を続ける間もなく、大海は土下座し頭を床に擦り付けた。

「申し訳ない……! あたし、なんて真似を……っ!!」

 助けに来てくれた相手を襲うなど、不義理も不義理である。ましてや、相手は自分より小柄な少年。無理矢理犯される辛さは大海自身がよく知っているのに、全く同じ事をしてしまったのだ。頭に過ぎるのは、切腹の二文字だった。

「別にいい。これは、事故だ」

「いや、あたしが悪い! 刀を貸してくれ、今すぐ責任を取って切腹を――」
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ