この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第9章 犯す女
 
 所詮は夢、現実に何かされた訳でもなし、すぐに忘れると思って、大海は再び眠りにつく。その後朝まで夢は見なかったが、続けて三日、大海は淫夢に悩まされる事になる。だが今は小夜を胸に抱き、何も知らずに寝息を立てた。







「――っ!」

「お姉ちゃん、今日も嫌な夢を見たの!?」

 そして、三日後。毎晩続く淫夢に、大海は跳ね起きる。小夜が心配して毎日大海と一つの布団で寝ていたが、それも効果はなく淫夢に襲われ続けていたのだ。

「小夜……寝てていいよ。あたし、ちょっと夜風に当たってくる」

「でも、外は寒いし、体壊しちゃうよ」

「大丈夫、あたしは丈夫だから。それに、今はすぐ眠れそうにないし」

「……本当に、大丈夫?」

 小夜の顔に浮かんでいるのは、捨てられる不安だった。かつて大海は、何度も小夜の元へ帰らなかった前科がある。心配されるのも当然だった。

「大丈夫、気持ちを落ち着けるだけだから。あたしには小夜しかいないんだから、何があったって、たとえ遅くなったって、ここに必ず帰ってくるから」

 ようやく小夜を言いくるめて、大海は外に出る。一日一日冬へ近付くこの季節、火照る体を冷やすにはちょうど良かった。
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ