この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第18章 プロポーズ
 






 大海はいつの間に眠ってしまったのか、気が付いた時にはもう夕方だった。高虎はずっと腕枕をして隣で寝ていたらしく、大海が目覚めると自分も上半身を起こしあくびを漏らす。

「よく寝てたな。寝不足だったのか?」

「あ……うん、市松のいびきが、うるさかったから……」

 眠れない根本である淫夢の事は言い出せず、大海はひとまずごまかす。高虎は納得したのか深く頷くと、ぽつりと呟いた。

「外まで響くからな、あのいびきは」

 大海をいたわり頭を軽く撫でると、高虎は立ち上がり着物を羽織る。いつ用意したのか、枕元には大海の分の着物も置かれていた。大海も着替えると、高虎に頭を下げた。

「今日は……ありがとう」

「市松は、虎之助がみっちり説教したからもう大丈夫だ。二度と馬鹿をやらかさないよう、俺からも釘を刺しておく」

「いや、別に市松が悪い訳じゃないよ。あたしは、あんな扱いを受けて当然の身なんだ。本来なら、嫌だなんて思ってる場合じゃないのに……」

 すると高虎は、大海を抱き締め耳元で囁く。

「まだ、ここに収まるつもりはないのか?」
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ