この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第21章 急転
 
「お姉ちゃん、酷いよ……お姉ちゃんだって変な人に散々犯されてきたのに、どうしてわたしの気持ちを分かってくれないの。なんで辛い思いをしたわたしが、疑われなきゃいけないの!?」

「違う、あたしはそんなつもりじゃないんだって――」

「そんなつもりじゃなくても、そう思わせる方が悪いのよ!! お姉ちゃんは、小夜の味方だと思ったのに……っ!」

 小夜は大海を突き飛ばし、部屋の外まで押し出す。そして襖を閉めると、内側からつっかえ棒を挟んで開けられないよう細工した。

「小夜!!」

「来ないで!! 今は、誰とも話したくないっ!」

 拒絶の言葉に続いて、聞こえてくるのは泣き声。すると近くで事の顛末を見守っていた志麻が、茫然とする大海の肩を叩く。

「まさか、あの子がそんなひねくれた考えであなたを罵倒するなんて……迂闊でした」

 市松には、犯行は不可能である。そう知った一行は、大海にそれを伝えるよう託した。他の者では、どんな誤解を与えるか分からない。姉である大海の言葉ならば小夜も素直に耳を傾けると考え、半兵衛も孫六も安心して市松の方へ向かったのだ。

「大海さん、大海さん?」
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ