この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実に口づけを
第5章 洋子、女になる

 セックスが終わると、男は現実に戻った。

 「ヤベェ〜
眠いわ」

 伸介はそう言って、洋子の身体から離れ、ゴムをつけたまま、背中を向けて寝てしまった。

 終わった後の優しいピロトークや腕枕などない。
キスも結局なかった。

 ただ、その場の性欲を解消しただけの、寂しいセックスだったのか?と洋子は悲しい気持ちになった。

 寝息を立てて眠る伸介を暫く眺めていた。
寂しさややりきれない気持ちを訴えるかの様に……

 がっかりな気持ちを抱え、酔いも覚めてしまった。

 また泣いてしまう前に、衣服を身につけて、アパートを後にした。


 まだ暗い道を歩く洋子。

 車をとりに行き、自分のマンションに帰った。

 身体には、まだ伸介の匂いが残っていた。


 溜息をつきながら、ぼんやりとさっきまでの出来事を振り返る。


 誰かの意図的な悪戯により、思いもよらない夜を過ごしてしまった。

 それでも伸介を思い出すと、またジワッと濡れてくる程感じてしまう。

 自分は所詮、只の女に過ぎないと思った。

 寂しい時にセックスをすれば……
ほんのひと時でも、その感情に身を任せてしまう弱さ。
弱いからこそ、セックスに溺れたくなった。

 そんな事を考えたら、またアソコが濡れてきた。
自分の蜜の匂いが漂い、また熱いアレを挿れて欲しくなるくらい、身体が求めてしまう。

 そんな自分を打ち消すかの様にシャワーを浴びた。

 伸介とセックスをした自分の身体を浴室の鏡で眺める。

 いつ見ても、だらしなく脂肪の乗った醜い身体。
そんな身体を抱いた伸介。


 『バカね‥‥
私って!!』

 そう思いながらも、女としての潤いを求めたくなる気持ちが抑えられなかった。

 伸介の辿った園に自分の指を入れ、触れられた蕾を指腹で撫でた。

 伸介に弄られているのだと妄想を重ねながら慰めていた。

/506ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ