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禁断の果実に口づけを
第7章 理性と欲望の狭間


 「理不尽だと思うか?
ーー洋子?」

 「……うっ……えほっ……うぅぅ……ぅぅ…うー」
 
 伸介は掴んでいた洋子の髪を離した。

 頭の自由を与えられ、口に咥えた性器を口から離し、息をハァハァ吐く洋子。

 「フェラもまともに出来ねーのか?
残念な女だなーー全く!!」

 伸介は洋子に背中を向けた。

 「……なら……ハァ……ハァ……なら………どうしたらいいの……教えてよ……教えてよ!!……教えて……」

 洋子は伸介の背中に向かって叫んだ。

 伸介は振り向き、洋子を立たせ、手首を縛ったストッキングを取り、手にも自由を与えた。

 「抱いて欲しければ、自分で下着を脱いで、股でも開いて挑発してみろよ?」

 「そっ、そんな事……」

 「グチョグチョに濡らして、そこを充てがって欲しい癖に、その準備まで俺にさせる気?
ちゃんと、ココに挿れて下さいって広げておくのが、お願いスタイルなんじゃねーの?」

 洋子の頭の中で、何が正解で何が不正解なのかすら分からなくなっていた。

 伸介の言う事は間違ってない……
今までの私が間違っていた?
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