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禁断の果実に口づけを
第7章 理性と欲望の狭間


 ハンドルを握り、伸介のアパートまで送ろうとした。

 助手席の伸介が囁く。

 「もう、疼いてんじゃね?
お前の素直なマンコ」

 「疼いてるわ」

 プゥっと吹いた様に笑う伸介。
私はとんでもない事を言ってしまったと後悔した。
素直になれって言ったからじゃない!!

 「どうして欲しい?」

 優しく聞くんだ?

 「……したい」
 
 ヤバイ……言っちゃった…

 「泊まってくか?」

 「………私の家に来る?」

 「あぁ、ならそれでいいや」

 「じゃあ、そうするわね」

 伸介を助手席に乗せたまま、自分の家に向かった。


 セックスするならあんなボロアパートはイヤだからよ!
どうせ抱かれるのなら少しはマシな場所でシャワーを浴びてからシタいだけよ!

 私の脳みそはかなり頑固に出来ている。
だけど、下半身はこの男のせいでかなり柔軟になっていた。

 そっと私のスカートを捲くり上げ、ショーツ越しにアソコを弄る伸介。

 「ちょ、ちょっと!! 危ないわよ!!
辞めなさいよ!!」

 「ホント、可愛くねー!!洋子は!!
マンコは濡れてんのによー」

 「バ、バカ!」

 「たっぷり可愛がってやんな!」

 私は恥じらい、ハンドルを握りながら真っ直ぐ前を向く。
顔は合わせられない。

 「あ、あんまり、意地悪しないで…」
蚊の泣く様な声で懇願すると……

 「早くつかねーかな?
ヤリてー」

 下品な言葉を優しく伸介は言った。
ドキッとした。

 おかしくなりそうな程、ムラムラしてきた。
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