この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エンブレム──奴隷契約編
第4章 契約


「ぐうっ……」

思惑どおりの展開になったというのに、田島には怒りが込み上げてきた。

そこまでしてでも圭介を助けたいのか───
それほどまでに圭介に心を奪われているのかと。

皮肉な事に田島の計画は、はからずも麻美と圭介の愛の深さを証明する事になってしまった。

田島にとってそれは到底我慢できない屈辱だった。

「麻美……貴様本気か?本気で俺の奴隷になる覚悟があるか?」

「はい……圭介君のためなら」


「ならその覚悟を証明してもらう。今ここで奴隷の宣誓をするんだ。私は田島様の奴隷になりますと大きな声で言ってみろ」


田島は焦っていた。
すぐにでも麻美に屈辱を与えなければ気が済まなかった。
自分以外の男に尽くす麻美など絶対に認めたくなかったのだ。


「わ、私は……田島様の……」

「声が小さい!もっと大きな声で宣誓しろ」


「私は───田島様の奴隷になります!」


麻美は目をつむり泣きながら叫んだ。

この間、圭介は一言も口にしなかった。

/71ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ