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第1章 序章

麻美に対する思いは日増しに強くなっていった。
それは紛れもなく“恋”だった。
もし彼が教師ではなく普通のサラリーマンだったなら手をだしていたかもしれない。

ある日、田島は心に誓った。
麻美が卒業したその時、堂々と愛を告白し自分の女にするんだと。



しかし─────

田島の一方的な恋は、麻美が三年生になった春に無惨に砕け散ってしまった。