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エンブレム──奴隷契約編
第5章 羞恥調教

「麻美、俺の前に膝まずけ」

田島はそう言うと静かに椅子から立ち上がった。

「はいご主人様」

麻美は素直に従い、田島の足元に膝をつく。
逆らう気はなかった。
逆らえば叱られる、そんな恐怖に麻美は縛られていた。

「脱がせ」

「え?」

「脱がせと言っているんだ」

田島は自分の下半身に視線やった。
その言葉の意味を悟った麻美は全身が冷たくなるほどの緊張を感じた。

ドクンドクンと激しく胸が鳴る。


「麻美!返事は!?」

田島の怒鳴り声に、麻美は我に帰った。


「はいご主人様……」

もはや逆らえない。いや、逆らう事に意味はないと麻美は思い始めていた。

田島のスラックスにスッと手を伸ばし、震える手で田島のベルトを外した。


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