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* 花音’s short story *
第8章 *美月 × 陸 ~ 2人のお正月♡ ~
「髪とか洗ったら?」

「へ?」

「あんまり浸かってるとのぼせるぞ」

「………あの……目瞑っててもらえる?」

「はいはい」


半ば呆れたように返事をした陸が目を閉じてる間にバスタブを出る。

そして、背を向けて髪と身体を洗い始めた。


「目、閉じてる?」

「ああ。つーか、お前の裸もう何回も見てるからよくね?」

「そーゆーこと言わないで……っ!こんな明るい所で見られるなんてムリ……ッ!///」


急いで洗い終えて、陸に声をかける。

「私、先に出るからね!」

「出る前にもう一回浸かれば?」


そう言った陸とバッチリ目が合う。


「平気!!っていうか、見ないで……っ!///」


もう身体は十分温まってる。むしろアツイくらいだ。


逃げるように浴室を出た私は、部屋着に着替えて部屋に戻った。
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