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* 花音’s short story *
第9章 *美羽 × 恒 ~ 2人の甘い休日♡ ~
『ふたりでゆっくり入れるくらい大きなお風呂がある部屋』



これが部屋探しの重要なポイントで。
いくつか物件を回って、今の部屋を選んだ。


「かゆいところはありませんか?」


「ぷっ………ないです」


突然、美容師のような口調で言われて、思わず吹き出してしまった。



「じゃあ流すね」

美羽さんが、優しい手つきで俺の髪に残る泡を洗い流す。


それから、またふたりでお風呂に浸かった。



「美羽さんごめん………」


「どうしたの?」


「美羽さんが少しでも癒されればなって思ったけど。俺の方が癒されてしまった」

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