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第14章 訊問

そのころナツの部屋では──…


シャワーを浴び終わったミレイが、床に敷かれたラグの上に座ってタオルで髪をふいていた。


彼女がパジャマとして借りているナツのパーカー。

男物のグレーのパーカーはぶかぶかで、袖をかなりまくらないと手が出ない。

スウェットも置いてあるけれど、さすがに脚の長さが足りないので借りるのはやめて、もともと彼女が穿いていたパンツを着ている。


男と女では体格にこれほど差があるのだなと

当たり前の事をミレイは考えてしまう。