この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第14章 訊問

「スミヤさん、あの…ッ」

意味ありげなスミヤの表情が気になって、ミレイは思わず呼び止める。

けれど彼は背中を向けたまま、掌をひらひらと泳がせただけだった。




「……。離してくれた…」


ポツン..


横を向くと、そこには動く気配のないカルロが。


“ カルロさんと遭遇したとたんに、こんなにあっさり許してくれるなんて ”


互いにどんな仲なのか知りようもないが、この兄弟達には不思議な関係性がありそうだ。


「カルロさん…その、またあなたに助けてもらうことになって…」

「……」

「──ありがとうございました」

「…礼とか、いらない。勘違いされても困る」


とにもかくにも、カルロのおかげで危機をまぬがれたのはこれで二度目。

そう思って頭を下げたミレイのお礼を、彼は拒否した。


「あんたを助けたつもりはない」

「でも!あのままだとわたしはスミヤさんに…」

「スミヤに──…だから、何?そんな事に興味はない。あんたの…騒ぎ立てるその声が、耳障りだっただけだ」

「…!?」

その突き放した言い方からは、優しさの欠片も感じられなかった。


/678ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ