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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第25章 書庫

彼女にとって本は、落ち込んだ気持ちを紛らわし、心の休息をもたらしてくれる物だ。

それは幼い頃からずっとだった。

死んだ母を思い出して急に涙が止まらなくなった長い夜たち──

そんな夜を、彼女は本とともに過ごしてきたのだ。



そして今、あの頃と変わらぬ思いで入った書庫で

ミレイは先客の姿を見つけた──。



「──…」


先客はいつものように眠っていた。

分厚い本が置かれた机に突っ伏して、彼は寝息をたてていた。


その後ろでは、開いた小窓から吹き込む風が、白色のカーテンをパタパタと揺らしていた。




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