この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第28章 奪回

「懐かしいな。兄さんにからかわれて暴れるハルトが、湯をかぶって…むせてる光景を思い出す」

「いつの話だよ」

「いつだったかなぁ、一年前かな」

「もっとずっと昔だろうが!」

濡れた手で短髪を掻きむしり、ハルトは大きく舌を打った。


「…くそ…っ、ただでさえ今日は、ウザイ指導官に捕まって散々だったってのに…!!」


「あれ、ハルトもかい?僕もさ、奇遇だね」


「──…」


ハルトが舌打ちと一緒に吐き捨てた文句に、スミヤが反応する。

目を閉じていたカルロも同じだった。



どうやらこの三人──

こうも同じタイミングで、風呂場に集まってしまったのには理由がありそうだ。



「…?なんだよ、お前等もかよ」

「僕は朝から、抜き打ちの武術試験でくたくたさ。銃器の使用は禁止でね。──素手でやるのは苦手だから危なかった」

「俺は部屋に閉じ込められてハッキング試験だった。あのふざけた指導官、冷房が壊れたとか嫌がらせしてきやがって」

「…兄さんは?」


銀バッジを持つ者に、不定期に行われる抜き打ち試験。

これに合格しなければバッジは降格されるのだ。


/678ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ