この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第28章 奪回

「銃器のエキスパートなら、ここにいるでしょ」

「…ッ…は?」

「可愛い弟のためなら手を貸すさ。──ミレイ奪還のためにね」


そう言ってスミヤは、チラッとカルロを盗み見た。

すると…鋭く睨んでくるカルロと視線が合う。



「──…」


「兄さんも異論はないよね」


しかしスミヤは怯まない。


「それとも一緒に、" 手伝う " かい?」


試すような口調でカルロに話しかけた。



「どうする?」

「……」


カルロは無表情のまま、彼の問いに答えなかった。

いったい何を考えているのか…少しの沈黙をはさんだ後、奥歯をかたく噛み、スミヤから目をそむける。





「──…お前らで、勝手に…しろ」


「兄さん……」


そむけた先の──湯煙の向こうの竹柵を見ながら、カルロは小さな声でそう答えた。




/678ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ