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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第31章 Epilogue ── とある恋人たちの日常

「ひとりで外国に行ったんだ…ハルトくん」

「心配しなくても寂しくなったら戻ってくるさ」

「…スミヤさんは?卒業する気はなさそうですね」

「ああ…僕はね」


電話の向こう側からは、スミヤの声の他に、カチャカチャと部品を扱う音が聞こえる。

彼はちょうど…銃の手入れの最中だろうか。


「僕は、教官になるための試験を受けているんだ」

「え!…教官っ…?」

「…そう。手始めにLGA( ココ )の教官になって…それから」

「……!!」

「──…この学園のトップに、君臨してみようかなってね。そういう計画」


学園のトップ──つまりは、理事長に。

スミヤの目標を聞いたミレイは、納得できるが…やっぱり意外な、不思議な心境だった。


LGA学園は、彼らの父、東城ヒデアキがここまで成長させてきたと言っても過言でない。

そう…スミヤにとってこの学園は、他人に譲り渡せる場所ではないのだ。

それでも意外だ。

彼が、こんなふうに学園に愛着を持っていたなんて知らなかったから。


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