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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第7章 障子の向こうから

二限目はコンピュータールームでのセキュリティに関する講義だった。

それを終えて、時刻は午後の12時半。
今日の授業はこれで最後だった。


「枢木さんもう帰んの?これから俺たちで昼飯に行くけど」

荷物をさっさとまとめてコンピュータールームを出た彼女に、ナツが声をかけた。


「久保山くんはどこに食べに行くの?」

「見物もかねて街エリアに行こうって話」

「そっか…」


ナツの周りには同学年の男子達がいる。
まだ授業初日なのにもう友人を作ったのだろうか。


「今日はやめとくよ」

「オッケー、明日の朝はどうする?」

「うん、朝食にはまた誘って!」


残念だがミレイは昼食の誘いを断り、急いで家に──そう、東城家に帰って行った。



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