この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
星の島で恋をした【完結】
第3章 《三》
 そもそもが島に到着したセルマに問答無用で攻撃してくるなんて、間違っている。

 そればかりか、治療だなんていってあんな淫らなことをしてくるなんて、信じられない!



 セルマはこの怒りをどこにぶつければいいのか分からず、しかしいつまでも裸のままでいるわけにもいかず、鞄を乱暴に開けて中から服を取り出して着替えた。着たのは長袖の白い飾り気のないシャツと茶色の膝丈の下穿き。

 服を着た後、そういえば海水に落ちたからべたべたするかと思っていたが、肌はさらさらしていた。しかしさすがに髪の毛は少しべたついていて気持ちが悪かった。

 ということは、あの男はセルマが気絶している間に身体を拭ってくれたということになるのだが……。

 隅々まで見られてしまったらしいと気がつき、今更ながら恥ずかしくて全身が熱くなってきた。セルマは頭を抱えてしゃがみ込んだ。



 そういえば、ここには一人しかいないと言っていたが、もしかしてセルマの身体を拭いている内にムラムラして……?

 そうだとしたら、それはそれで最低だ。

 いや、それよりも、カティヤ王女はどういうつもりでセルマをここに行くようにと言ったのだろうか。

 もしかして本来ここにいるのは老人で、なんらかの理由でここにあんな若い男がいるとか?

 それならばカティヤ王女が知らなくても納得できる。



 となると、本来いるはずの人物はどこに? まさかどこか監禁されている?

 それならば、セルマが探して救い出さなければならない。もしかして、カティヤ王女はそれを知っていてセルマをここに遣わせたのか。
/137ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ