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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
「お互い準備できてるみたいだな。ゆっくり行くぞ」

 さすがに緊張し、ごくりと唾を飲みこむ桜子。

 友人たちから「初めてのときは、痛い」と聞いていたので、なおさらだ。

 それでも桜子は、目を閉じると、力強く「うん」と言って頷いた。



 徹は興奮で全身を震わせながら、たくましいシンボルを右手で掴むと、ゆっくりと花裂へ近づけていく。

 そして、花裂とシンボル先端がキスを交わした。

 ついさっきまで、親しい友人同士だった二人は、今や一糸まとわぬ裸体を披露し合っており、あまつさえお互いの性器を触れ合わせていたのだ。

 これからその大切な部分をしっかりと組み合わせ、こすり合うという愛の行為を行うために。

 テレビからは女優の嬌声が流れ続け、空気中には薬の霧が密かに立ちこめ、体内の薬もその効果をいかんなく発揮しており、莉央菜が考案したそれら何重もの罠が、二人をここまで追い詰めたのだった。




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