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いろごとプリズム
第2章 悠真の部屋で
「サーヤがオレを欲しがるまで、最後まではしないから安心して」
「それ……どういうこと?」
「オレは必ず、サーヤにオレだけを好きになってもらう。そうなるまでは、挿れないエッチしかしない」
「そ、それって……、エッチは、する、って前提なの……?」
「するよ。お前嫌がってなかったしな。オレはしたくてたまんないし。今日は相当我慢してんだぜ、これでも。おっぱいすら見てもいない」
「でも……さ、こんなの私……、浮気、なんじゃないかな……?」
「バーカ、本気にならせにかかってんだよオレは」

……いいんだろうか、こんなこと。これからも変わらずここに来て、いいんだろうか……。悠真の気持ちは嬉しいし、悠真がしたことは、あれだけなのにサーヤの身体を昂ぶらせた。
「明日も来いよ?毎日一歩ずつ前進、レベル上げしてくからな」
「……っ、ねぇ悠真、私の意思はっ!?」
「お前の意思……?あんだけ舌絡め返してきたりしがみついたり乳首硬くしといて何言ってんだよ今更」
顔が真っ赤になった。感じていたことは全部、バレている……。
「もう知らないっ……!今日はもう帰るね」
「ああ。逃げんじゃねーぞ?オレは本気だ」
最後にもう一度、腕を掴んで振り向かされて、キスをされた。


サーヤはドキドキもムラムラもおさまらず、自宅に帰ると悠真が触れたところに自分で触れた。
(どうして……ショウマ君に触られるのとこんなに違うんだろう……?)
悠真に弄りまくられた乳首は相当敏感になっている。自分で弄っていても、足の間がビクビクと反応してしまい、手を下着に忍ばせ、刺激してしまう……。
(えっ、濡れてる……!?こんなこと……、私、……っ)
どうしようもなく発散したいエロスを抱えたサーヤは、自分の指で絶頂に導いた。頭の中に描いたのは、悠真のことばかりだった。耳元で熱く囁かれた言葉の数々がガンガンこだまする。

悠真が私のこと、ずっとそんな風に見てたなんて……。どうしよう、嬉しいし……なんなんだろう、この感情は……。と、サーヤは何かが自分の中で始まったことを認めていた。
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