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いろごとプリズム
第12章 ラブホで逃避行
セックスが映し出されている鏡を見ながらの後背位による官能に、二人とも溺れた。サーヤの愛液はとどまることなく流れ出し、ズチュズチュと音を立てて悦びを露わにしている。小暮はあまりの興奮に一切のセーブをすることもなく、腰を押さえてズンズンと奥まで突いていく。相変わらずの力強いピストンに溺れるサーヤはどんどん倒れ込んで行き、小暮からは見下ろせば結合部が丸見えになる。

「あぁっ……、高岡の中っ……、最高だ……ッ!」
「んっ、あぁぁッ、……いいッ……、きもち……いいっ……!……っ」
「俺もうダメ、いく……ッ、一回出させて……?……っはぁっ……、んぁぁあッ……、あぁっ……出る……ッ……!……」
小暮は一回目の射精を終えると、サーヤを抱きかかえて上体を起こさせ、鏡を見つめた。
「見ろよ高岡……、すっごいやらしい顔してる……」
「……小暮くんだって」
「うん……。俺、今、やらしいことしか考えてない……」
「私もだよ……。何も考えないでやなこと忘れよう、って、約束だよね……?」
「うん。そうだ。……ベッドで二回目、やろう?」
「ふふっ、そうだね」

小暮は抜き出して白濁が溜まったコンドームを外し、ティッシュで包んでゴミ箱に捨てる。二人はベッドへと向かい、寝転んで裸の身体を絡め合いながら熱いキスを交わす。
「んっ……、ンッ……高岡……」
小暮の手がサーヤの身体じゅうを淫らに撫で、胸を揉む。更に下へと移り、脚の間の割れ目をなぞる。
「高岡がイッたとこ、俺まだ見たことない……見せてよ、見たい」
「うん。じゃあ、イカせて……?」
「舐めても……いい?ここ」
「……いいよ」
小暮に舐められるのは初めてだった。欲望を余すことなくストレートに表現してくる彼の全ての行為は、サーヤを安心して快感に導いてくれる。
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