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記憶をなくしたアリスに溺れて
第2章 アリスに教えてください
水色のブラジャーから、盛大に白い肉がはみ出している。

ブラのサイズがまったく合っていない。

突き出た乳房にかぶせてあるだけで、中心は谷間にかかる橋のようだ。

「ずげ…きつくね?」

僕は、アリスの背中に腕を回し、抱きしめるような格好で、ブラの留め具を覗いた。

小さい。

アリスは、すっぽりと僕の腕の中におさまった。

甘酸っぱい芳香が鼻腔をくすぐる。
華奢な背中。

留め具を外すと、ブラは弾けた様に落ち、ストラップが細い腕に絡んだ。

アリスはまったく抵抗せずに、腕にぶら下がるブラを眺めていた。

「外すぞ」
と言うと、頷いて両手を差し出す。
白磁器の様になめらかな肌をすべらせ、ブラを外す。

あらわになったアリスの乳房を見て、僕は強く殴られたような衝撃を受けた。
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