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遅咲きのタンポポ
第8章 再会
翌朝。
朝6時前に起きて準備。
お姉ちゃん夫婦には勝手に起きて鍵掛けてポストに入れて出てくから、朝ごはんや見送りはいらないと伝えてあった。
旦那さんもせっかく休みの初日なんだし、
ゆっくりさせてあげたい。
そしたら、お姉ちゃんは、

「じゃ、使わないもの全部置いていきな?
どうせ帰省土産買うつもりだったから、年明けに荷物作って送ってあげるよ。
洗濯物も朝起きたら洗って干して出るから。
このままデートになるかもなんだから、身軽でいたいでしょ?」

と最高の、気遣いをくれた。

パジャマも基礎化粧品も持ってきてないから、大した荷物でもなかったんだけど、昨日着てた洋服は確かに余計だった。

ありがたく好意に甘え、荷物をひとまとめにして持ち物を整える。

軽めのメイクをし、あとは空港に着いてから。
眠っているお姉ちゃん一家を起こさないように、と電車で少し眠る為に。
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