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遅咲きのタンポポ
第10章 格差と温度差
「靴、もういいなら、地下に行こうか…?何か他に見たいものある?」

気まずい空気の中、おずおずと武井さんが切り出す。

本当は、ワンピースも気になっていた。

可愛くて、お気に入りではあるけれど、膝にギリギリ掛かる丈の、フレアーライン。
座ると膝が丸見えで。
テーブル席なら隠れるけど、応接セットのソファなんかだと、もっと脚が出ちゃう。
完璧デート仕様で、間違っても初めてご両親にご挨拶に行く格好じゃない。

それならそれで、もうちょっと清楚な感じとか、キチッとしたジャケットスタイルとかにしたのに…

でもそんなこと言ったら、服まで買うと言い出しかねないから言えなかった…

コクリと頷き、武井さんについて、B1Fに向かった。
エシレのブースは長蛇の列で。
武井さんは、
「俺並んどくから、沙織ちゃんどっか見てきてもいいよ。お手洗いとか、大丈夫?」

やっぱり、こういう気遣いがさりげにできちゃうんだよね、この人。
学生時代の彼なら絶対私を並ばせて、自分は煙草を吸いに行ってたハズ。比較対象が1人しか居ないから落差が余計大きいのかな。


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