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妄想H短編集
第11章 オナニー物の目覚め
とある昼下がり
マンションの一室で
セールスマンが商品説明をしている
「…奥さん、これは効きますよ」
「そう…ふ~ん…本当に…」
30歳前後の人妻は
あまり興味が無さそうに相づちを打っている

「…本当に効くのかしら…」
セールスマンが帰って
一人部屋に居る人妻は
テーブルに置かれた小さな箱をチラ見して呟く
買ったというより
お試しにと置いて行かれた感じだ
「…ふ~ん…」
訝しげにも気になる様子で
テーブルに肘をついて箱を眺め
しばらく箱の文字を読んでいたが
開封し、丸く平べったい缶を取り出した
キュッと捻って蓋を開け
鼻を近づけて匂いを嗅いで首を傾げる
「…本当に効くのかしら…」
もう一度呟いて立ち上がり
焦げ茶色のスエード地の
膝丈タイトスカートをたくし上げ
肌色のパンティストッキングと
その下のベージュのパンティを前に引っ張り
そこへ
中指に缶のクリームを取った右手を差し入れ
脚の付け根辺りへ塗り込んだ
「…」
右手を股に挟んだままゆっくりと座り込み
様子をみるようにしばらくそのままじっとする
「…なーんだ…!…あっ!」
何の変化も無さそうなので立ち上がろうとした
その時
身体がビクンと震えて声を漏らし
その場にへたり込んだ
「…ん…あ…ふぅん…」
うずくまったまま時折身体をピクつかせて
艶かしい吐息を漏らす
「…ん…あっ…はぁんっ!」
パンストの膨らみが微かにうごめき
吐息に声が混じりあがる
「…んっ…んっ…んあっ…」
パンストの膨らみの動きが早くなっていくと
膝が緩み脚も開いていく
「…あぁん…はぁぁん…」
壁を背にして両膝を上げ開き
M字に開いた脚の中心の膨らみが動きを増す
「…あっ、あっ、あんっ…」
膨らみが縦方向の動きから
クリクリと大きく回る動きに変わり
左手がグレーのニットと
その下の肌着をたくし上げ
露になったベージュのブラジャーから
右乳房をすくい出し揉み始めた
「ん、あん、はぁん…」
喘ぎ声は徐々に高まり
左手が親指と人差し指で乳首をコリコリ摘まみ
股では膨らみが描く円が小さくなっていき
中心で膨らみが沈み込むと
「あっ!」
喘ぎ声のトーンが一段と上がった
「あっ、あっ、あっ」
速まる両手の動きにつれて
艶かしい喘ぎ声は途切れることなくうわずり
恍惚の人妻はズルズルと床に倒れ込んで
快感に浸る
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