この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
飼育✻販売のお仕事
第19章 甘い残り香


 夕まぐれ、恵果は一人の家政婦を部屋に呼びつけた。


 彼女が佳代子と呼ぶ家政婦は、あるじに脱衣を命じられるや、強かな人となりの滲んだ双眸が印象的な顔を伏せ、慣れた手つきで従った。

 緩くカールした黒髪が、露出した鎖骨をやおら撫でた。佳代子が最後の下着を外すと、あでやかなレースのカップから、白い果実がたぷんとこぼれた。


 恵果は寝台に寝そべった。佳代子を自分に跨らせ、小鳥のようなキスを始めた。

 恵果の唇が佳代子の乳房の先端に吸いつく。

 吸引は、傍観していた伊澄の耳に、淫らな声をしのいで聞こえる音を立て出した。


 恵果の指と唇が、代わる代わる佳代子の乳房や腹を撫でる。やがていとけなさの残った彼女のペットの肉体は、自ら組み敷くあるじの女体にくずおれた。


「ひんっ……ぁぅっ……あん、……」


 恵果は、伊澄にロープの在処を教えた。

 伊澄は佳代子の乳房を二本のロープで挟み、腕を背中で組ませると、肘から下を固定した。

 佳代子の髪の襟足をのけて、うなじに唇を押しつける。

 恵果と二人、佳代子をサンドイッチの具材よろしく挟み込み、伊澄は下方で荒ぶる水音にいざなわれるようにして、汗ばむ背骨をキスでなぞった。


「あん、あん……やぁぁっ……」

「はしたないこと。お客様の前よ。……ん?どうしたの、淫乱。こんなに濡らして……恥ずかしいとも思わないのね」


 ちゃぷっ……ぴちょっぴちょっ…………ちゅぺ…………


 恵果は佳代子を構う片手間に、彼女との馴れ初めを伊澄に語った。


 佳代子は、元は恵果の友人の会社に務めていた女だ。貴女の気に入りそうな社員がいる。友人は、そう言って恵果に佳代子を紹介した。季節は巡り、その会社の経営は破綻した。倒産の危機は免れたものの、佳代子は大幅な人権カットの被害に遭った。恵果は佳代子に春日家で働くことを提案し、以後も雇用前の関係を続けて今に至る。
/268ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ