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アルテミス~女神の涙~
第3章 第3章 Vol.3
第3章 Vol.3


次の日の夕方。

恭子と優里はオフ。
石田は仕事、前もって知らされる遅くまでの残業日であった。

「昨日、会社で石田君とやったわ」

そう恭子はヒトケのない公園で優里に呟いた。
公園は駅前だが、少しだけ通りからはずれている。

「え……何で向樹さんとっ!?」

優里は恭子につかみかかる。
石田と出会う前の優里は恭子とビアンの関係だったのだ。

田舎娘の優里は石田の話術で巧みに部屋に連れ込まれ、酒を飲まされた挙句に避妊無しでレイプされ、大量の灼熱を何度も流し込まれた。
だが、石田は泣く優里を一晩中、頭を撫で、抱きしめ、ビアンにはわからない男の味を覚えさせたのだ。

「彼が私を小会議室に連れ込んでね……後ろを向けって……っ。
やめてって言ったのに…これでもかって言うくらい乱暴に突き上げられてしまったわ」

「そ、そんな……」

「ふふふ、今日、貴女が私をここに誘ったのは私との(肉体)関係を完全に終らせることと(彼に)絶対に口外しないでってことでしょう?
彼を本社なんかに帰さないわ! 貴女も寿退社なんてさせない、あいつと結婚して幸せな人生になんて絶対に許さないからっ!」

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