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他人の妻、親友の夫
第6章 超える一線
はじめはしゃぶられながら胸を弄ぶ程度だった動きも、徐々に激しさを増す。
文字通り押し倒し、乳首を吸い、彼女の太ももを撫でる。
その腕に理依の脚が絡み付いた。
乳首を摘まみながら耳たぶを噛んで、指は奥へ奥へと彼女の内股を這い上る。

「耳、弱いの……噛んで……」

こりっと歯を立てると理依は身体を仰け反らせて悶えた。
縺れ合いながら畳を転がる。
悶えながらも彼女は海晴の精根を握ってきた。逆手のまま撫で、自らの陰毛の茂みに擦り付けてきた。

「ッ……はぁ……」

それは味わったことのない刺激だった。
ダンサーという華のある立場上、海晴は沢山の女性と関係を持ってきた。それを数えるのも五十人を越えた辺りで放棄していた。
しかしそれほど経験のある彼でも理依ほど純粋に、素直に乱れる女性と経験したことはなかった。
されるがままの女が殆どだ。時おり淫乱めいた相手もいたが、それらは下品でただ気持ちよくなりたい欲望を剥き出しにした身勝手な乱れ方でしかなかった。
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