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第7章 献身的な虐戯

『私が海晴さんに可愛がって貰ってるのを視て、物凄く勃起したみたいなの……』

二度目の夫婦交換を提案されたとき、そのことを教えられた。

もう二度とあんなことはしないと誓っていた志歩は、先輩のその言葉で心が揺るがされた。

『本当にごめんね……嫌なら、断ってくれてもいいから……』

理依は震える声で、本当に申し訳なさそうにそう言った。
大好きな先輩が、卑小に身体を丸めて笑いかける。
断れるわけなんて、なかった。


「秋彦さん……なんで帰って来ちゃったんですか？」

視る意味のない風景を眺める先輩の夫が無性に腹立たしかった。

「何故って……」
「すぐに戻って理依さんを抱いてあげてください」

彼を勃起させるために、理依は身を呈して頑張った。それを無駄にさせるわけにはいかない。