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他人の妻、親友の夫
第7章 献身的な虐戯
「先輩のため? 本当は自分が愉しみたいだけなんだろ?」

浴びせられた言葉に冷や汗が噴き出す。

「ち、違っ……ああ!!」
「こうして苛められたかったんだ、違うか?」
「そ、んなことっ……お願いっ……叩かないでっ……ああっ!!」

叩かれて悦んでしまう自分の身体が恨めしかった。
もっと酷いことをしてもらいたがってる自分が情けなかった。

「尻の穴も舐めてみろっ……」
「そんなっ……」

たとえ海晴のものであっても、そんなところは舐められない。
禁断の命令に脳がぐらりと揺れる。

彼は同じ命令を二度はせず、ただ沈黙で志歩を促していた。
時に無言は百の言葉よりも強制力を持つ。

目に涙を浮かべ、志歩は彼の菊紋に舌を伸ばしていた。
そしてそのしわを舌先でなぞる。

「本当に舐めるとはな……」

秋彦は呆れた顔で笑った。その蔑みで下腹部が疼いてしまう。
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