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他人の妻、親友の夫
第7章 献身的な虐戯
「えっ……!? しかしっ……」

ここまで好き放題しておいて、秋彦は今さら怯む。

「違いますっ!! せっかく大きくなったんですから理依先輩に挿れてあげてっ!!」
「あっ……」

今さらその命題を思い出さされ、秋彦は愚を衝かれた顔をした。

未だに海晴も理依もこの部屋には来ていない。
彼はスマートフォンを取り出すと妻に電話をした。

「あ、理依さん……うん……そう……こっちの部屋、来れる? あ、そうなんだ……うん、分かった……待ってる……」

その様子を志歩は縛られたままの惨めな姿で見守った。

「海晴さん、部屋を出ていって、今いないそうなんだ……」

申し訳なさそうにそう告げられたが、志歩は正直安堵した。
理依と身体を絡めてなかったし、なによりこの姿を視られるのは酷だった。

「秋彦さんっ……志歩……」

理依は本当にすぐにやって来て、縄を解いてもらう時間などなかった。
彼女は結われた志歩を視ると目を丸くさせる。
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