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他人の妻、親友の夫
第9章 浮気の境界線
ショーツはブラと同じく、深いブルーに花の刺繍があしらわれた品のあるものだ。
しかし残念ながらその中心は下品に湿っている。

つぷっとショーツ越しに指を突き立てた。

「あはっ……あぁっ……」

待ち焦がれ過ぎたのか、反応は相当なものだ。
指先に感じる熱を持った湿りも悦ばしい。
元々濃い青は濡れることによってほとんど黒に近くなっていた。

すぅっと鼻から息を吸い鼻腔に彼女を宿してから、その濃藍の生地にキスをした。
それも唇だけでなく、舌を絡ませるディープキス。

「えっ……やだっ……嘘でしょっ……」

下着越しに舐められる異常さに理依は驚きと興奮を露にする。
繊維が舌にざらつくが、そんなことはお構いなしだった。

「こんなの駄目っ……汚いからっ……あっ……あっ……」

流石に堪えきれなくなったのか、手で押し退けようとしてくる。
だが無視して舌で蕩かせていくと、その手の力も弱々しくなっていった。
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